
基礎知識を身に付けても星が読めない理由
たくさんの知識を覚えて、いざホロスコープを読もうとしても、どう読んでいいのか分からない、という方がとても多くいます。
苦労してサインやハウスの意味を覚えたり学んだりしたのに、それが実践で上手に使えないというのは、やはりストレスを感じますし、先が見えなくてとても不安ですよね。
うまく読めない原因というのは、勿論色々あるのですが、その中でも、実は『学び方』というのがとても重要なんです。
私が占星学を教える上で、また、自分自身も学び続けている上で、常に、一番大事にしているのが、
「覚える星読みではなく、考える星読みをすること」です。
占星学を学び始めたばかりの人は特に、
12サインの意味を覚えて、
12ハウスの意味を覚えて、
天体の意味を覚えて、
アスペクトの意味を覚えて。。。
と、まず知識をとことん詰め込む(暗記する)ことからスタートしますよね。
ですが、このやり方では、いつまで経っても、ホロスコープを読めるようにはなりません。
このやり方から抜け出すことが、星読みマスターへの近道!なんです。
実はこれって、占星学に限らず、何でも同じだと思うんです。
例えば、数学。
数学には「公式」というものが必ず存在しますよね(しかもたくさん(^_^;)
数学が得意、数学が良くできる、という人は、その公式をただ「丸暗記」するのではなく、その公式を導くまでの「プロセス」をしっかりと理解しているんです。
つまり、どうやってその公式ができたのか、ということを、いつでも帰納法(もしくは演繹法)で辿ることができる、ということです。
それが、「理解の深さ」なんですね。
丸暗記⇒忘れる⇒応用がきかない
理解⇒忘れない⇒応用がきく
これなんです!
根本的な理解がちゃんとできていないと、すぐに記憶から消えてしまい、そうすると、また改めて学び直す必要が出てきます。
例えば、「木星=幸運」とただ覚えてしまうとダメなんです。
そこでただ丸暗記するのではなく、
「木星によく幸運という意味がついているのはなぜなんだろう?」
「木星が表す本来の意味ってなんだろう?」
と自分自身でまず「考えてみる」ことが大事です。
(※ちなみに、木星の本来の意味は「幸運」ではありません)
本に載っているようなサインの意味や天体の意味、アスペクトの意味などをそのまま丸暗記してしまうと、チャートを読むための応用力がなくなってしまいますから、本当に危険です。
それぞれの要素の成り立ちをしっかりと理解して、その上で、チャート上でそれらがどのように顕在化して働いているのか、ということを、ケースバイケースで読み取って「考えていくこと」が大事です。
意味を単に丸暗記しているだけでは、なかなか、実際のお悩みに沿った適切なリーディングやアドバイスはできません。
土台、基礎をしっかり積み重ねて「体系的に考える星読み」を目指しましょう^^
当占星学スクールでは、一度挫折した方でもしっかり星読みができて、的中するための方法をわかりやすく学べるカリキュラムを提供することができます!
新しい一歩を踏み出すお手伝いをさせていただきますので、是非お気軽にご相談・ご連絡ください。